このブログで、あまりというかほとんどテレビの感想はupしていないのですけれど・・・
木曜深夜に放送されている『ゴロウ・デラックス』
私はほぼ毎週録画してみています
スマップの稲垣吾郎さんと小島慶子さんトークバラエティなんですが
一冊の本(課題図書)を収録までにお二人はよみ、作者と三人でトークを広げるという感じの番組です
そしてこの前の課題図書は
『事件現場清掃人が行く』 高江洲敦著
でした。
事件現場清掃という仕事は
いわゆる孤独死や事故死、事件死で、無くなった方の部屋を整理、清掃して再び住める状態にする仕事のことです
この仕事は、ニュースの特集でちらっと知ってはいたのですが、
この番組で取り上げられ、お二人が印象に残った一部分を朗読(毎回あります)し、作者の方の仕事をスタッフが同行したVTRが流れました
数週間しか放置されていない遺体ですら、清掃は大変なようです
著書の中では、数年気づかれなかったご遺体もあるそうです
誰にも気づかれない・・・
そして作者の人が言っていた「亡くなった方の生きてきた証、痕跡を消すのが仕事」という言葉に悲しみを感じました
人の死は二度あると聞いたことがあります
一度目は肉体の死。二度目は記憶から消えてしまう死。
彼らの仕事は、二度目の死を行うためのものなのかもしれない・・・
以前から、私もお世話になる可能性があるんじゃないかと感じたことがありました。
それはなぜか?
私には子供はいません。
そして、私には一人っ子なので兄弟姉妹はいません
父は今年手術し、母は数年前に2度目の手術
夫は頭に腫瘍を抱えています
三人とも今は、それなりに元気ですが、三人がいなくなったらどうなる?
メールの返信が数度なかったら、わざわざ来てくれるような友達がいる?
親戚もいるけれど、年賀状以外は冠婚葬祭くらい・・・
耳が聞こえないので、近所付き合いもあまりしていないし・・・
もしも私が一人になり、死んだとき誰が気づくのでしょうか?
きっと、今以上に 死にたいと思いながら生き、そして誰にも気づかれずに死ぬことになるんでしょうね